2014/09/07

世界を変えるのはきっと、いつだって情熱だ。

最近、こんなことを考えます。

いまいるリクルートでは別会社に出向していて、任期が切れると僕は必要とされなくなるんだろうなあ、と。

自分にはスキルがないと思います。リクルートではUI/IA設計を中心にサイト改善をしているけれど、いまこの瞬間をみると、正直大した仕事してないなあと思います。会社の外に出たら、一瞬で役立たずだなと。とくに、一緒に仕事をしているパートナーさんにはスキルも生産性も絶対負けてる。てか、うちのパートナーさんマジですごいわ...!マジですごい。
Vi−Kingでは、最近はゲームの企画とデザインを担当しています(もちろん、経営者としての仕事は前提として)。ゲームの面白さに関する感性はヒラッチに負けるし、ゲームを構成する諸々のパラメータの設計は柿添に完敗。あと、技術を中心に、全般的に笠島には全部3倍くらいの差をあけて負けてると思う。マジで、Vi−Kingのみんなは優秀。みんな変人やけど。なんか悔しいのでもう1回言います。やーい!変人野郎!

リクルートの仕事でも、最近会議が増えてきて、自分で作業をする時間が減ってきた。自分も少しずつそういう立場になったかーとふと思ったけどそれは勘違い。いまの会社に配属されてから、絶対に超えると決めた人をまだ超えてないなあと気づいた。いまの僕はなんちゃってマネジメント野郎。ああ、あかんなあと思います。

ぼくは、ホント無能なんやな、と。ぼくはなにもできない。

最近、後輩のシャケくんが起業しました。めちゃくちゃうれしかった。「本当にやりたいことをやっている人が世界を変える」ためにCAMPHOR-をつくって、その立ち上げからJoinしてくれた子が起業した。嬉しかったのと同時に、なんか、自分のなかで今まで変に凝り固まっていたものが一気に取れて、あれ、このままでおれ大丈夫?って再認識させられた。
で、いまVi−Kingのアプリ全然出せてないなー、ヤバイ、なんとかせな!!と思って、ぼくは何もできないのに、とりあえず騒ぎ出したわけです。はよリリースしよ!!はよリリースしよ!!...て。
ぼくホント無能なんです。自分ひとりやと、なんもできないんです。でも、ただ調子に乗ってるだけかもしれんけど、ぼくが騒ぎ出してしばらくして、Vi−Kingの開発はうまく回りだした。ぼくが騒いだのはたぶん関係ないけど、みんなの動くスピードがめちゃくちゃ上がった。3月くらいからずっと開発していたクラッシュ勇者を8月のお盆に急ピッチで作りきって8末にリリースして、次のアプリもリリース申請がもうすぐ終わりそう。

最近、ぼくはコーディングやってないし、やりたいなーと思ってます。自分は企画のセンスもないしスキルもないしで、でも作れる力がめちゃくちゃあれば自分の作りたいもの作れるやん、と。

本当にやりたいことはなにか?大事なのはそこです。
コーディングも好きだし、企画も好きだし、デザインも好き。でも、そこはいったん置いといて、僕がやりたいことはなにか。ぼくは本当にやりたいことやってる人が、何かどうでもいい障壁にぶち当たって、もしそれが原因で(しかもしょうもない理由で)やめてしまうことがあれば、全部ぶっ潰したい。こんなんクソやでって言いたい。こんなんクソやでって一緒に言ってくれる最高に優秀な奴らがVi−Kingで、あわよくば一緒にクソやでって言ってほしい。

ちょっと前にシャケくんに会って言われました。「わたんぼさん、CAMPHOR-はわたんぼさんの理想に近づいていってますか?」
ガツンといかれた。ぼくはカッコつけなので、もちろん「起業してる子が増えて、理想に近づいてて、すごい嬉しいよ!」と言いました。
ぼくはなにをやったのか?自分がやりたいことをできる会社をつくろう、と思った彼らに何をしてあげたのか?当たり前ですが、自己満足の問題です。でも、何もしてないなと。これをきっかけに、ヤバイと思いはじめました。

すごく勝手な宣言をします。
ぼくは情熱だけなら、誰にも負けない。Vi−Kingでこういうことをしたい!という想いは誰にも負けないと思います。まあCEOやしね。そこだけは負けない。最強です。
頭は悪いです。エンジニアリングもデザインも、ゲーム企画のスキルもない。ただし、頭は悪いけど、絶対に引かない。まじで良いものを作りたいので、少しでも相手がテキトーなことを言えばボロクソに言います。その反対も然り。すげーむかつくけど良い環境。
情熱だけだけは誰にも負けない。やっとわかってきたのは、自分には「やりたい」という想いを、他に何も持ってなくてもむちゃくちゃ発信し続けるというスキルしかない、ということです。
例えば、自分が騒ぎ出したのをきっかけにVi−Kingは良い方向に向かってる。そう思ってるだけかもしんない。でも、もう絶対に遠慮しない。思考停止にならない。世の中を変えるのはきっと、いつだって情熱だ。自分がVi−Kingを、いや小さいよこの野郎!というかウンコ野郎!Vi−Kingで世界を動かすんだ。

リクルートの仕事もそう。圧倒的当事者意識!!自分がこのサイトを作ってる!!この情熱で圧倒的にリードするしかない。残された任期は半年だけれど(勝手に思ってるかもですが)死ぬ気で、最高に良い求人サービスつくろう。自分より優秀な人がせっかくいるのだから、どんどん巻き込んで、みんながハッピーになれるサイトつくろう。この半年でやらなきゃどうするよ?半年後には「お前もう要らない」って飛ばされるかもしれないよ?まあ、そんときはそんとき。うん、やりきろう。

...とひと通り書いて気づいた。スキルも合って、情熱もある奴がいたらどうするんや?まあ、そんときはそのとき!ともかく。
世界を変えるのはきっと、いつだって情熱だ。ぼくが世界を変えるのだ。

2014/08/12

CAMPHOR-の後輩が起業して思ったこと色々。

この前、CAMPHOR-立ち上げの頃からの後輩のシャケくんが起業しました。

http://selectbutton.jp/

Vi-Kingと同じくゲームをつくる会社です。自分の後輩がゲームをつくる会社をつくった、というのがまず純粋に嬉しいのと、会社の理念がすっごくワクワクする。

「ゲームがある人生は楽しい」

第一弾のマンボウもホントにゲームが好きな子が作ったのが分かる、めちゃくちゃ良いゲームなんだけど、これからも楽しいゲームをどんどん作っていってくれるんだろうなあ!と楽しみにしています。

最近、CAMPHOR-出身のメンバーがどんどん起業するようになりました。
Unimapのモリシン、シンウチのシュートくん。(他にもいると思うけど...全部把握できてない><)
うまく気持ちを表現できないのですが、僕はCAMPHOR-の子が新しいサービスつくった!とか、会社つくった!という話を聞くたびに、嬉しいやらワクワクするやらで胸がいっぱいになります。世界がまた一歩良い方向に進んだような気がして、楽しくなります。

3年と半年くらい前に「人脈とお金とノウハウが自由に使えて、なんか作りたいやつが集まれる場所を作ったら、京都は世界変えるサービス作り出し続ける場になるやん」と言って、笠島・柿添・たつ兄と始めたCAMPHOR-。CAMPHOR-のサポートと、先陣切って事業やる集団としてつくったVi−King。

CAMPHOR-の構想を色んな場所で色んな人にめちゃくちゃたくさん話してきました。「ホントに作れたらいいよねえ」とか「そんなんやる前に自分のサービスがんばれよ」とか色んなこと言われました。その一方で、おもろいやん!と言ってくれる人もいて、交通費もお支払いできないのに京都にわざわざ来てくれて、学生がつくるサービスに真剣にアドバイスしてくれる人もたくさんいました。

その後色々あってリクルートに新卒で入ったあと、「CAMPHOR-の子めっちゃすごいしおもろいから、家借りさせてください。絶対おもろいサービス生み出す場所になるから」と、なんの根拠もないけど企業にお願いして回って、サイバーエージェントとリクルートにご支援いただき、CAMPHOR-HOUSEをオープンすることができて。

...他にも色々書きたいことはあるけれど。話が長くなりそうなのと若干自分歴史みたいでウザいので端折ります。ともかく胸がいっぱいなんです。


最近思うのですが、世界を変えるサービスをつくるのに必要なのは人とお金とノウハウだ、というのは正確にいうと違うなあと。
1番大事なのは人です。お金は必要最低限あると生きていけるし、あと精神衛生上良いですが、基本的にITを基軸としている以上お金はあんま要らない。ノウハウは人から生まれるので、まとめていうと大事なのは人やなと。


「自分たちがやりたいことがやっている人が世界を変える」
そういうことができるような場所をつくろうと言って始めたのがCAMPHOR-HOUSEです。
CAMPHOR-HOUSEはやっとそういう場所になってきました。CAMPHOR-HOUSEをこういう場所に作り上げたのは、Vi−KingじゃなくCAMPHOR-の学生です。CAMPHOR-の子たちが本当に楽しんでサービスをつくって、そこを切り口に優秀な人が集まってきてまたつながって。そんな連鎖を繰り返して今のCAMPHOR-HOUSEがあるんやと思います。

いやー!本当に嬉しい!!シャケくんおめでとう!!
Vi−Kingも負けないよう、どんどんおもろいゲーム作っていきます!!

Vi−Kingのゲーム事業のミッションは

「だれもがヒーローになれる瞬間」をつくる

です。単なる暇つぶしじゃなく、ちょっとしたスキマ時間にやるゲームであっても、ワクワクできる時間を過ごせるゲームをつくっていきます!!

8月中には今のゲームをリリースしますのでお楽しみに!!